「超一級のパニック・エンタテインメント」という紹介で書店で平積されていました。表紙のイメージが昔好きだったツインピークスっぽい雰囲気もあり、手にとって見ると、舞台は長野県安曇野。長野の山中で次々と女性が行方不明になる事件が起き、そしてその背後には・・・というあらすじ。「山」「パニック」「長野」と3つも好きなキーワードが含まれていたので、かなりの期待感を持って読みました。

おそらく期待感を持って読んだせいもあって2割増くらいで好意的に、楽しんで読んだと思いますが、それでも読み終わると、 んーーこれは、どうなんだ・・?と自分に問いかけたくなりました。 山に何かが潜んでいて、何かが起きている!というB級っぽい感じがいいんだけど、そのオチ、正体がなぁ。 ネタバレになるので細かくは語りませんが、僕としては全力で肩すかしでした。もっと野生動物と人間の交配種が土着的宗教要素を背景に人間を襲い・・みたいなSFめいたパニック展開を期待してたんだけど、ちょっと違いました。
ついでに同じ作者の本をもう一冊「サイレントブラッド」。こちらの舞台は大町と鹿島槍でした。長野のマニアックな地域が舞台なのは歓迎でしたが、期待感なく読んだこともあって、物語の後半かなり失速した印象でした。ちなみに著者の北林一光さんは長野出身。残念ながら既に他界されていているようで、長野、安曇野舞台の作品をもっと読みたかったなぁ。長野安曇野に縁の方はぜひご一読ください。

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