良くも悪くも、監督としてのネームバリューが衰えないリュック・ベッソン監督がスカーレット・ヨハンソンをヒロインに迎えたアクション映画。レオン、ニキータ、ジャンヌ・ダルクと同じく主人公の名前一発のタイトルに、久々の良作発掘を少し期待していた。のだけど・・・。

スカヨハ演じるルーシーは台北で運悪く、マフィアの取引に巻き込まれてしまう。体内に特殊なドラッグを埋め込まれ運び屋されるが(すごい展開だ。)、途中でドラッグが体内で漏れ出し、脳が徐々に覚醒をはじめる。通常10%しか使用されない脳が 20%30% と覚醒するにつれて頭脳と肉体は超人的な能力を得ていく。自分に残された時間が僅かと悟ったルーシーは、他の運び屋達からドラッグを回収し、モーガン・フリーマン演じる脳科学者に自らの知性を託すことを決意。ルーシーの脳覚醒率が100%に近づく中、ドラッグの回収を企てるマフィア一派の襲撃がはじまる。

まず、この映画の最大見所である脳覚醒における頭脳や肉体の変化、能力の見せ方、設定がちょっと雑な印象。20%覚醒=言語をあっという間に習得できる、この辺りはいいんんですが、その後続く、髪の色を一瞬で変える、電子機器にアクセスできる、他人の思考を操れる、物体を浮遊させるというエスカレートっぷり。頭脳も覚醒しているので能力説明とか覚醒への驚きがあんまりなく、スカヨハが淡々と無敵化していきます。さらに覚醒が進むと、肉体の物質変化や、時空移動、そして宇宙との対話・・・・。途中で気づきますが、コレはもう脳の覚醒というレベルを軽く超えてしまいます。最後100%覚醒したらどうなるか?という点は、映画のオチのケーススタディとして一見の価値がありますが、まぁラストまで見るころには何でもありです。画面に覚醒率を表示したり、動物イメージカットを入れたり、あげくは猿人LUCYが出てきたり「リュックベッソンよ、大丈夫なのか?」と心配になりました。エンドロールも含めて90分程度。ハイテンポで進むので見飽きることはありませんので話のネタに見てみるのはいいかもしれません。

映画:「LUCY」

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