異星人による静かなで地球統治と人類の結末を描くSFの大傑作のひとつ。

「2001年宇宙の旅」のアーサー・C・クラーク氏が1953年に書いた小説。3部構成に分かれていて、1部では宇宙船が地球に現れ、圧倒的な技術力と能力で平和的に統治を始めますが異星人は宇宙船から姿を見せません。2部ではその数十年後、既に地球上から戦争は無くなり、人類は満たされた世界に暮らすようになります。そして宇宙船からオーバーロードと呼ばれる異星人がその姿を現します。 3部ではオーバーロードの秘密と目的が明かされ、人類と地球はある結末に向かって進みだすわけです。読み終わってタイトルの「幼年期の終わり」がストンと腑に落ちます。

SFの古典としていろんな作品の元ネタなっているので、繋がる作品が思い浮かぶところもありますが、2部、3部と進むにつれて明かされる展開が読めず、今でも新しく、面白い。例えばSFの典型的な仕掛けのパターンとして、タイムスリップや人工知能、実は地球だった!等がありますが、この作品のオチパターンは、近作で言えば「インターステラ―」、少し前だとニコラスケイジの「ノウイング」を思わせる壮大な展開で、結構好きな感じでした。

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