ウォシャウスキー監督のスペースオペラ風ティーン向けアクション。

CG満載の映像美と斬新なアングルでみせるアクションシーンは期待通りでしたが、ストーリーはいくつかの流行のコンセプトを掻き混ぜてSF風味に味付けしたという印象。つまり主人公はシンデレラ的に成り上がり、貴族社会のソープオペラに巻き込まれて、そして身分違いの恋に落ちる、という定番の掛け合わせ。そういう定番、王道をウォシャウスキー監督の凝ったSF設定の舞台の中でやるというわけです。

半重力シューズや壁透過装置などのSFガジェットや、人間を収穫し不老不死を産業化している宇宙社会の存在など世界観も好きな感じでワクワクしましたが、全体としてはわかりづらい部分が多い。おそらく続編を想定してあえて語らない部分もあるんだろうけど、そもそもどうやって?と思ってしまう点がいくつかある。個人的には「収穫」をどんな方法でやるのか見てみたかった。それからもうひとつ。全体の6~7割くらいが敵に追われるか、追うかのアクションシーンという印象で、序盤からシカゴで空中戦を繰り広げるわけですがその時点でちょっと長いと感じてしまいました。確かにいろいろ凄いんですが、体感的には半分でいいです。もっと世界観やストーリーに納得して浸りたいんです。そういう意味では中盤にある入国審査的なシークエンスは、何故かあそこだけコメディっぽい感じもあって楽しかった。強いて言うならフィフスエレメントに似た雰囲気。

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