DIECTORS CHIKIROOM

1st SEASON
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ディレクターズチキルーム

#006 ラジオドラマ / Radio Drama Tree in Love

chikiroom
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「植物には心がある。誰かがそう言っていました。」

Time 14:27 / Update 2001.03.11 / Guest Nao

アメリカの学生には嬉しい一週間の春休み(スプリングブレイク)の特別企画として放送されたラジオドラマ。毎回方向性の違う番組を放送するチキルームの中で、たぶん一番まともなものを作ろうと努力した回。放送が休み中だったのでリスナーが少なかったが、普段は聴かない意外なリスナーが逆に聴いてたりして、 「ブルートラック」に続きチキルームの知名度を上げることになった。ナカケンが高校時代書いたショートストーリー「恋をした木」を元に脚本をリライトし、かねてからラジオドラ マに乗り気だったR氏がナレータを。さらに当時ナカケンが虎視眈々と狙っていたと言われるナオをゲストに迎えて作られた。(今となってはナオがゲストだっ たからラジオドラマをやったのか、ラジオドラマの為にナオをゲストに呼んだのか? たぶん前者。)

 明け方近くまで行われた収録は5時間というチキルーム史上最長の収録時間が費やされることになった。その一因はR氏が収録直前にかなりの量の酒を飲んで いたこともあり、そんな彼に一番セリフの多いナレーターを担当させたナカケンのミスキャストでもあった。さらに言えばナカケンも詩人役で暴走。そんな中で 唯一ナオだけが声で演技を見せるといった感じだった。しかしながらラジオドラマのクオリティーはともかくとしても、ナカケン、R氏の2人作業としては久々 に作品らしい作品が生まれたことには一応満足。一部のリスナーからは大きな反響があり次回作を望む声さえあった。チキルームで毎週続くドラマをやろうかと ちょっと本気で考えたりもした時期だった。


[ディレクターズカット]
この日の午後はとにかく天気がよくてボクはカジカジ(2回目ゲスト)をドライブに誘い、Giant Cityへ行きました。その時に予定外にカジカジと一緒に来た女の子がいて、それがつまりナオだったわけです。(これを運命的な出会いと呼ぶならそれもい いかもしれません。)ちなみにナオとはその時がほぼ初対面です。夜になって3人でナオの家へ行き、いろいろと話をしているうちにナオの声が非常にキレイな ことを発見。それに加えて広くて物の置いてない理想的な部屋に魅入られてしまい、「これだ!」とばかりにラジオドラマをやろうと思いました。その後はいつものようにリュータキャッチ。家でひとり酒を飲んでいたR氏を呼びつけて収録を開始。作っているうちに「作品」としてだんだんこだわるようになり、チキシ リーズの中では異例の作り込みになりました。ノリとしては映画を作ってるみたいな感じでしたね。本当はその後も連続ものにしたかったりとかいろいろあったんだけど手間がかかりすぎました。あと本編の中で木の葉が風に揺れる音が出てくるんだけど、あれはSEがなくてR氏とナカとケンイチ氏が嵐の夜にノートパソ コンのマイク で録音したものです。すごくアナログ。